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ネット小説資料庫

ネット小説、Web漫画向けの資料サイトです。中世ファンタジーの資料から情報工学の資料など幅広く取り揃えます。

異能力の資料
現代ファンタジーなどでおなじみの異能力バトル。
よくある能力についての資料です。

電気能力

そもそも電気とは?
大雑把に言うとクーロンの移動によって発生するエネルギーです。

電流と電圧
クーロンの移動した大きさを示すのが電流で、電気の本質とも呼ぶものです。
静電気は莫大な電圧が発生していますが、電流が小さいので人は死にません。非常に高い電圧で弾かれるだけです。
電流は1Aという単位自体がとても大きなもので、一般的に危険水域は0.1Aと言われています。漏電警報も0.1mAで設定されている事が多いです。0.5Aの漏電で火災の発生危険も出ます。
電圧の危険水域は42Vで、これを超えると人が死ぬ可能性が出てきます。
家のコンセントは約100Vで、触ると強い電気ショックを受けます。100V回路による死亡者も毎年数十人出ています。

電気が空中に放電されるエフェクトについて
物質には電気をよく通す導体と、通しづらい絶縁体があります。
空気は絶縁体なので、電気が流れている金属の近くに立つだけでは感電しません。空気が電気と人間の間に存在して電気を遮断しているからです。通電されている金属部分に直接触れる事によって初めて感電します。
つまり、漫画でよくあるような電気が空気を伝わって遠距離攻撃するようなエフェクトは一般的な電気では発生しないのです
ただし、高電圧の場合は別です。一般家屋は100Vで電気を使用しますが、大規模な建物は6600Vという高圧で電気を受電します。こうした高圧の場合、本来電気を通しづらい空気の絶縁性能を破壊して、離れた距離にいる人間にも襲いかかります。そして、こうした空気の絶縁を破壊するほどの高圧を人間が受けた場合は例外なく即死します。
空気の絶縁を無視して遠距離攻撃できるような電撃能力は、回避が不可能な上に一撃で簡単に命を奪う恐ろしい能力なのです。
一撃で命を落とさない程度の威力にするためには、電気を纏った体術のように直接触れないと感電しない制約にするなど、電撃と別の戦闘方法を組み合わせる事によってリアリティが増します。

電気の遮断方法
空気でも絶縁できない危険な高圧の電気を防ぐにはどうすればいいか。
現実の電気設備では、真空遮断器というものが使われています。
空気より更に絶縁性能が高い真空状態を作る事によって危険な電流を無理やり遮断するのです。
電気使いの対抗馬のキャラを作るなら、空気を操れるようなキャラにすると完封する事ができます。





熱を操る能力

そもそも熱とは?
大雑把に説明すると分子運動の大きさです。
原子が全く動かないような一番寒い状態が-273.15度で絶対零度と呼ばれます。
対して原子が動けば動くほど「熱い」と表現でき、こちらは上限がありません。参考程度に、太陽の表面温度が約6000度です。
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